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村の近くでレベルを上げよう


※この記事は緊急事態宣言が解除された2020年5月30日に実施したものです。


みなさんこんにちは。ゐわむらです。

緊急事態宣言が解除されたので久々に外出してきた。まあ! この大変な時期に!! 何をやっているのかしら!! と憤るマダムたちがあっては私としても不本意なので最初に言っておくと、外出といっても県内で完結する場所だから安心してほしい。




ギリギリ我が故郷・栃木県内である。
正確に言うと栃木県那須町の国道4号線である。これより先に進むと、福島県西郷村に入る。
著しく国民の行動する権利が制限された現在、これをしてしまうとまさに越権、もとい越県行為となり、国賊として市中引き回しの上打ち首獄門の刑に処されてしまう。
また、それを嬉々としてつぶやいたりやしたりしようもんなら、自粛警察に捕まって火あぶり炎上という私刑に晒されてしまう。

ではなぜこんな危険地帯を訪れたのか。
それは、県を越えての移動が奨励されない今だから、いや、今しかできないことだからだ。私はそれをどーしてもやりたかった。長年の夢だったのだ。

それとは、つまりこれである。





























まあ! 全く意味が分からないわ!! 失礼しちゃう!! と憤る有閑マダムがあるかもしれないが、私もその立場だったら全く意味が分からないと思う。

突然現れた勇者。勇者と言えばRPGロープレRPGロープレと言えば、そう、テイルズオブシリーズですね。いや、そこはドラクエとかFFじゃないのとのたまう御仁、お前がそう思うんならそうなんだろう。ロトの勇者風のいらすとを使っておいて何を言うか。

まあそれはともかく、私がどれくらいテイルズオブシリーズを好いているかというと、男一人でテイルズオブフェスティバル(っていう声優さんたちが一堂に会してわちゃわちゃやる年に一度のファンイベント)に参加しちゃうくらい。アレだね、世間じゃゲームのヒロインっつったら専らティファがもてはやされてるけど、私はティアを推すね。あと最近じゃ全くノーマークだったけどエレノアちゃんかわいいね。かわいいは正義。それくらい好きなテイルズオブシリーズだが、まー進めるのは遅くて、大体1年くらいかけてのんびりやっている。

で、このシリーズといえば、広大なマップを自由に移動しながら探索できるという要素も一つのウリで、本筋そっちのけでサブイベント攻略とかよくやってるんだけど、序盤は行けるところが制限されてるのね(まぁテイルズオブシリーズに限ったことではないと思うけど)。
アイテムを持ってないと通れなかったり、王国の命令で一時的に通行止めになってたり。重要なことなのでもう一度言うと、アイテムを持ってないと通れなかったり、王国の命令で一時的に通行止めになってたり。

王国の命令…? 国の命令で通行止め…? 国の制限で通れない…!!

これだよー!! 今!! この状況が!! 今!! でしょ!!!
つまりこのトリビアの種、言い換えるとこういうことになります。

自粛期間中に県境に行くと、ストーリー序盤で別の道を模索しなくてはならないRPGロープレの主人公の気持ちが味わえる。

ちなみにこれを思いついたのはつい昨日のことで、長年の夢というのは嘘だ。



現実に引き戻されるRPG

改めて現在地を確認しておこう。次の地図は上が福島方面、下が栃木方面となっていて、自分のいる場所にピンを打ち、標識の掲げられたゲートを赤線で記した。




んで、このゲートには見えない壁があり、ストーリーを進めないと越えることができないのだ。もしこれがテイルズだったらゲートの先にある橋が落ちているという状況だったに違いない。



ここでいうストーリーとは新型コロナウイルスの猛威に打ち勝ち、国が県境を越えた移動を容認するということになる。
だが大体こういうのって主人公が何らかのアクションを起こさないとストーリーが進まないのだから、私も何らかのボスを倒さないといけないのかもしれない。
私が倒せそうなボスってなんだろう。社長かな。ろくでもない素晴らしき会社に乾杯。

さて、うだうだ言っていても始まらないので早速見えない壁に立ち向かっていく。主人公の気持ちは味わえるのだろうか。





こんな感じで歩きながら壁にぶつかる様子を一コマずつ撮っていく。残念ながら序盤すぎて私には仲間がいないので全てリモート撮影である。かなしいね。

ちなみに、剣だの盾だのという装備品を持っていると銃刀法違反に問われるおそれがあるため全て外してあり、服装も「普段着」をセット。そして見た目を変えるアタッチメントとしてマスク(白)とショルダーバッグ、一眼レフをオンにしている。最近のゲームはなんでもできるなあ。

コマ撮りすること約30分、ちまちまつなげてみたのがこれだ。


























大丈夫、大丈夫だ。

どこからどう見てもストーリーを進めないと通れない壁に阻まれている主人公だ。しかしこれだけだと何なのか分かりづらいのでもう少しゲームっぽくしてみよう。
ミニスキットとミニマップを入れてみると…










ほら!!

自分の意思で福島方面に来たはずなのに、福島の一歩手前に来て思い出したかのように「用がないから行かない」なんつってプレーヤーに反旗を翻す主人公そのものだ!! そういうのはもっと手前で言え!!










コマ撮りだけだとアレなので、一連の流れを動画でも撮ってみた。まあ結局GIFアニメにしてるけどコマ撮りよりはスムーズじゃない?

ほら、君にも聞こえるだろう、「デュン、デュン」って見えない壁にぶつかった音が。いやー、なれたなれた。主人公になれた。

ところでこの県境は1ケタ国道ということもあって、乗用車やらトラックやらビュンビュン通り過ぎていくのだ(彼らはストーリーに全く関係のない要素なので、演出としては正しい)。彼らとしては本来いるはずのないところにカメラを持った人間がいることになるので、だいぶ奇特な目で見られた。
この精神攻撃によってHPを削られたのは言うまでもない。もちろんそういったことにはしっかり備えてある。




アタッチメントのショルダーバッグ。こいつを開けてやると…















はいーこれがやりたかっただけー。知らない人のために言っておくと、グミとボトルはテイルズオブシリーズでお馴染みのアイテムなのである。オタクはね、形から入るのが好きなんだよ。グレープグミで体力を回復し、パナシーアボトルで状態異常(疲労)を解除する。う、うまい!

体力が回復したところで、引き返してちゃんとストーリーを進めないといけないが一応反対側にも回ってみよう。もしかしたら隠し通路とかがあるかもしれない。










うわー!!!










うわーーーーーーー!!!!!!!!!!

























うわーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






























































いい大人が何してるんだろう…。立ち止まったとたんにふと現実に引き戻されるなこれ。

攻略本によると、この先のエリアには白虎隊やなまはげという強敵が出てくるという。
ストーリーの序盤に行けたとしても返り討ちに遭うのは必至だ。これからストーリーが進み、自由に移動できるようになってから、もしゆとりがあるようだったら行ってみよう。自分の本編には関係のないサブエピソードのエリアだし…。

いずれにしてもコロナが収束するというフラグを立てないと栃木県以外のエリアには進めまい。それがどれくらいのボリュームのストーリーなのかは分からないが、なんてことはない、そのときをじっくり待てばいい。私はゲームを1年くらいかけてゆっくり進める男なのだから。







ちなみに、バグ技を使うとこの時点でも福島側に行ける。ただし実行する際は自己責任で!!