フットボールを愛する皆さんこんにちは、ジョン・カビラです(大嘘)。
サッカーW杯ロシア大会、盛り上がってますねー。我らが日本代表もフェアプレーポイントでグループリーグ突破、決勝Tに滑り込んで、まー賛否両論あるとはいえ日本中が歓喜の渦に包まれているのではないでしょうか。
一方、ちょっと時間は経っちゃったけど、6月16日、東武宇都宮線沿線のテツにはうれしみMAXの出来事があったのだったのだ。栃木県民の日に合わせて全線乗り放題という太っ腹企画を初めて実施してくれたのである。マジで東武神。東武マジ卍。ちゅうわけで、全駅下車してきたのでR。
1駅目 東武宇都宮
時刻は朝9時前、バスで東武駅前に到着。始発に合わせてフリーきっぷを配るというが、まぁ十数駅だしこの時間からのスタートでも十分間に合う。
改札前で数人のスタッフがきっぷを配布。うーん、厚紙みたいできっぷ感は少ないけど、これで一日乗り放題になるんだからありがてぇ。そして同時に渡されたのがスタンプラリー付きのガイド。宇都宮線が通る宇都宮市、壬生町、栃木市の3市町で1つずつスタンプを集めるというもの。記念品もあるらしいのでこれもやってみる。
はーい、それでは0901発の上り線で一駅ずつ攻めていきますよっと。いつもなら上下線を組み合わせて数駅先まで行っちゃうことが多いけど、今回は分かりやすく順番に行くことに。
そしてきっぷに集めていくのが下車印。基本的に途中下車ができない東武線の下車印は珍しいのではないだろうか。終わる頃にはきっぷがスタンプでいっぱいになっていることだろう。これも一つ、旅の楽しみなのである。
2駅目 南宇都宮
電車に揺られること数分、南宇都宮にとうちゃーく。珍しくホームには沢山のちびっ子の姿が。東武鉄道は宇都宮市の一部の小学校に小人用きっぷを配っていたようで、未来のテツ育成に余念がないですな。
南宇都宮の駅舎には、ちょいとばかし前に日本遺産に登録された大谷石が使われているっちゅうことでしっかりのぼりが立てられていたのです。別段興味ないので、感想としては「味がある」くらい。特に周辺を観光するでもなく、0926発。
3駅目 江曽島
はいアパート最寄り駅〜。かつては通勤でも使っていたが、不規則な仕事のため3カ月でマイカー通勤になりました。
久々に降り立った駅の窓口にはわざわざロール紙に印刷した横断幕が。この辺りの駅は特に感動もなく、2018夏——。0958発。
4駅目 西川田
毎度のことながら同じような駅ばかりで飽きてきた。
でも東西地下通路に80年代を彷彿とさせるレトロ看板があったからちょっとテンションが上がる。ってか今なにげに見返したら結構ステキなことを言ってる。感動をさぼってるなァ。反省だよ。西川田では増発の臨時列車を捕まえられた。
そして現段階でのきっぷはこんな感じ。1009発。
5駅目 安塚
ここから壬生町に突入。初めて降りる駅なのだが、駅としての面白味はこれといってあるわけではない。ただ町にとってはこの上ないイベントということで、地元観光協会が駅前でPRに勤しんでいた。
そしてもらったのがこれである。次の駅名に詳しいが、ここ壬生町は「おもちゃのまち」という地名があるくらい「おもちゃ」の街なのだ。バンダイやらトミーテックやらの工場が林立し、年の瀬にはチャリティーバザールが開かれる。ということでその観光案内。まぁ今回の旅では関係ないのでスルーでーす。そしてダイヤの都合上、長いこと停車していたため同じ列車に乗れた。1020発。
6駅目 おもちゃのまち
駅の構内の時点でこれである。うーんシルバニアファミリーはやっぱ小さくないとちょっと不気味だ。
さて、今回は特別スタンプラリーをやっているというので、この駅からちょっと足を伸ばして「道の駅みぶ」まで寄り道をする。この日限りの無料巡回バスを運行するってんだから乗るしかない。これまた味のある地下通路を通って東口へ。普段の有料バスがどうなのかはしらないが、乗り場には結構な行列ができていた。みんなそんなこぞって来るかね。
バスに揺られること約20分。道の駅みぶに到着。ここは北関東道の壬生PAに併設され「ハイウェイオアシス」を兼ねているため県内外から多くの利用客が訪れる。
吹きさらしの長机にスタンプラリーのスタンプが置かれていた。こういうスタンプを駅に置かずにこういう施設に置いて回遊させるのは、東武鉄道が地域と共に生きていくという意識の表れである。素晴らしいです東武鉄道!! 素晴らしいのでまたフリー乗車企画をやってください。鬼怒川線辺りで。
次のバスの時間まで1時間あるので道の駅でランチタイム。ゆず塩ひすいラーメン(720円)はさっぱりしてて実に美味かった。そしてフリーきっぷの提示で10%オフになったミックスソフト(300円→270円)。疲れた身体にいい塩梅の糖分補給だ。満喫したところでおもちゃのまち駅へ、やっぱり満員のバスで舞い戻る。
ホームに行くと、ちょうど特別運行のスカイツリートレインが入線してきたところだった。もう定期運行が終わった車両なので乗りたいのは山々だが、残念なことにこれは下り線。上り線に来たタイミングで乗れればうれしい。気を取り直して1224発。
7駅目 国谷
本当にごめんけど初めて降りたけど全然印象に残ってない。1242発。
8駅目 壬生
壬生町を代表するステイション。自販機には萌えキャラ「壬生ゆうゆ」があしらわれているけど、これこそおもちゃのまち駅にあって然るべきなのでは…。
通路には修悦体を意識したようなガムテープ文字が。うーん、これはこれで情緒があってイイネ!
そしてホームで列車を待っていると、20400型の試運転車両がやってきたではないか。スカイツリートレインと違ってこちらは全く案内されていなかったからおったまげー。
そして下車印はこんな感じで着々と集まっている。1246発。
9駅目 野州大塚
ここから栃木市に入る。野州とは栃木県の旧国名、下野国からきている。お隣、群馬県は上野国といい、略称は上州という。正誤の程は不明だが某知恵袋で興味深い回答があったので記しておく。ちなみに、東武鉄道は「野州なんちゃら」だが、JRは「下野なんちゃら」。なぜ統一しなかったかは、今でこそ協力体制にあるが、かつて日光への輸送を巡る対立があったからか。
さて、それはそうとして、ホームに突っ立っていると、滑り込んできたのはスカイツリートレイン。ヒャッホウ!! 初乗車だぜ〜!! 1335発。
車内はバカ混みで、かろうじて立つのがやっとである。乗り合わせたテツの人の発言曰く、スカイツリートレインは元々指定席しかないため、立つのを想定していなかったからつり革がないという。ごもっとも。でもこんなん乗った気がしないというわけで一旦、栃木駅まで乗ってそのまま折り返すことにする。これでちったぁ乗った感でるかな。
車内にはモニターがあり、前方の車窓の雰囲気が味わえる。うーん、まさか宇都宮線の風景が映るときが来るとは。
折り返しのスカイツリートレインはより一層混雑していたが、車内の売店でラスト1枚っちゅうスカイツリートレインハンドタオル(400円)を買えたのでなんかもう満足。みんな「何でここで降りるんだコイツ」みたいな顔をしていたが、構わず野州平川で降りる。
10駅目 野州平川
ここ、野州平川で東武宇都宮線の個人的な完全下車は達成であるが、引き続き全駅下車のために乗り降りを続ける。
ほんで何となく雰囲気ある写真が撮れた。1マス進む。1424発。
11駅目 新栃木
宇都宮線と日光線の境目、新栃木に到着〜。駅スタンプが1個なくなっていたのを除けば特に何も変わらない。
さ、下車印は残すところあと1個となりました。1437発。
12駅目 栃木
栃木駅は本来、日光線の所属だけど宇都宮線も結構乗り入れているし、フリーきっぷの区間なのでしっかり降りますよっと。
これにて全駅下車達成で〜す!
うーん、下車印が全部あるって壮観。
下車印は集め終えたけど、忘れかけてたスタンプラリーをやらねばならぬのじゃ。というわけで、ちょいとばかし歩いて街なかにある「とちぎ山車会館」へ。ここは栃木市の中でもちょこちょこイベントをやる、市民憩いの場所なのだ。おそらく。
はいありました〜。栃木市のマスコットキャラクター「とち介」がちんまりしていてかわいらしい。蔵の妖精だそうだ。さすが蔵の街とちぎ。島根のアイツに似てる気がしないでもないが、多分気のせいだろう。
栃木市探訪もそこそこに、今度は宇都宮に戻って、朝方ゲットできなかった最後のスタンプを押さねばならぬ。1614発。
ゴール 東武宇都宮
はい帰ってきました。東武宇都宮駅。この駅は東武宇都宮百貨店が一体となっていて、その4階にスタンプ設置場所兼景品交換所があるという。
それがこれである。スタンプラリーの景品は壬生駅で見た20400型デザインのクレラップ。また一つ東武グッズが増えたぜぃ。
ほんで他にも東武グループのスカイツリーやらワールドスクウェアやらの入場券などの景品が抽選で当たるっちゅうハガキを受け取ったので、感想をみっちり書いて応募。当たるといいな〜。
と、期待薄で送ったのだが、イベントからちょうど2週間後の6月30日、東武鉄道から届いてしまった。東武動物公園のワンデーパス引換券(ペア)が。当選人数は分からないけど増毛のスタンプラリーといい、よく当たるなぁ。こういう機会でもないとテーマパークってなかなか行かないからうれしみはMAX。東武鉄道さん、ありがとうございます。重ね重ね、次は鬼怒川線でフリー乗車DAYを期待しておりますよ。